スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

6月, 2024の投稿を表示しています

コオニユリ

オニユリは地主老夫が好きな花の一つでした。最近めっきり少なくなっていたので 昨年は鉢で育て、今年はその子を地植えにしています。 この子は少し小さい コオニユリです。オニユリはむかごができるけれど、コオニユリはむかごができません、でもゆり根を食用にするのは このコオニユリの方だとか。 オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)という黄色のオニユリを昨年手に入れたので、植えてみたんだけど、今年は気配がありません。大丈夫かなあ。 Babe はこのオニユリたちのぶつぶつが、ちょっと苦手。。。

山葡萄

梅雨だから 当たり前なんだろうけど、雨ばかり続いて 庭の花たちは頭を垂れて ちょっとかわいそう。そんななか、この雨でも元気な山葡萄。15年くらい前に 山葡萄の苗をネットで購入して、今ではすっかりベラの顔です。アーチ状になった  山葡萄の小径  もあります。 Babe は この山葡萄をモチーフにした作品を随分つくってきました。今年は大粒の房が沢山出来てるね。 このあと、暑い夏をしっかり乗り切ってくれればブドウ色になるんだけど。

ポストづくり・6 ほぞ加工

Babe のポストもだいぶ形ができてきました。ボディの丸みはこのくらいでいいけれど、大きいほうの蓋の丸みをもう少し調整します。調整は木槌と金槌でひたすらトントンしながらやっていきます。このトントン、結構うるさいんだよねー。 Fly の原木椅子はほぞ加工に入りました。ほぞ組はたくさんつくるけれど、まずは座面に使うケヤキから始めます。ベラでは基本”やなことは先にやる”ので、硬いケヤキから始めるのです。

ポストづくり・5 原木を立てる

ポストの構造的には問題なく、蓋もスムーズに開くけれど、蓋の形が気に入らないので横部分にダーツを入れてちょっと形を調整します。今日はもう電池切れなので、明日また。 Fly のつづきも映像的には地味だけど、原木をまず、台に立ててみます。この状態からでなければ次のプランが進まないので。 ということで二人とも、明日へのとっかかり状態で終了です。 明日は大雨予報。ひどくならなければいいけれど。

ポストづくり・4 原木処理

ボディの形が あらかた決まったので、郵便屋さんが入れる大きいほうの入れ口の、蓋をつくります。 これまでにも このタイプの蓋は何個もつくっているんだけれど、蓋を開けたときに ボディの上部が引っかからないように つくらないといけない。厚紙を使った小さな模型をつくって考えます。 それにしても、脳の働きが だいぶゆるーくなってきて、これで大丈夫って決めるまでにちょっと時間がかかるようになりました。被布つくりに四苦八苦したのも、この老いてゆく脳みそのせいなのね、きっと。それでも あきらめないでじっくり考えなければ! そうして Fly は、といえば、先日からつくりかけてる椅子の座面とセットで使う 原木部分の虫退治です。虫喰いの穴に薬剤のスプレーをかけたりした上に、さらに原木を軽く焼いて温度を上げての念押しです。黒くすすけた表面は金ブラシでこすります。映像的には地味だけど、この作業、結構面倒なものではあります。 この原木は数年前の暴風で倒れて伐採した、ベラの庭のコニファーブルーアイスです。

原木を使った椅子

時計に続いて、やっと火がついた導火線・2の板を使って。 白枠で囲んだ部分を 原木を使った椅子の 座面にします。 上が裏面、下が表面。黒く見える丸い部分は 節を抜いたところ。裏面には 基準となる線を入れています。 さあ、これからだ。

時計完成

ケヤキの時計、完成しました。いつもは使わない 樹皮部の虫食いをあえて使って、表情を出しました。文字盤はわざと少し斜めになるように使っています。長針と短針はシルバーを散らした黒で、秒針のみゴールドにしています。 壁に掛けるとこんな感じ。

ポストづくり・3

まず、1212mm×365mm・厚さ0.4mmの銅板からこれだけのパーツを切り出します。残りはわずか。その残った部分で小さい蓋を作ります。0.4mm厚といえば たいして厚みがないように聞こえるけれど、粘りのある銅板は、写真に写っている大きな金切りばさみでなければ切れません。 この材取には、結構神経を使います。 Babe が銅板を使い始めた20年前に比べると、銅板の価格自体、なんと8倍くらいに跳ね上がっています。そのうえ この地域では、銅板はあまり出回らないらしく、注文するときに送料が結構かかります。それでも必要なので仕方ありません。丁寧に使っていこうね。 まず、ポスト前面の小さな取り出し口をつくるところから始めます。ここを先につくっておかないと具合が悪いのです。細かな処理は、この段階ではまだしていないけれど、こんな感じのポケットが付きます。 今日は温度も湿度も高いので、ここまでの作業ですっかり汗だく。 まだまだ道のりは長いぞ!

ポストづくり・2

どういう形態にするか決まったので、紙でプロトタイプをつくってみました。そうすれば銅板の準備も無駄なくできます。銅板が高騰している昨今、うまく切り取らないと。 郵便屋さんが上の大きなふたを開けて入れて、ポストカードなど小さなものは下の小さな窓からとるようにします。 ポストはこれまで何台もつくったけれど、同じタイプはおそらく一つもありません。先日言ったことだけど、そのお家にあった使い勝手や大きさを考えてつくるので。その考える過程がまた、楽しいのです。

夏至

本日は夏至。一年でいちばん昼が長い日だね。梅雨の真っ盛りではあるけれど、今日など気持ちの良い陽差しに恵まれました。 桔梗ものびのび。 これが咲くと、夏が始まるヒメヒオウギ水仙。オレンジいろが元気をくれるね。

時計の文字盤加工

さて粗削りをした後、木目に沿って丁寧なかんながけをします。丁寧にすればこのように鏡面仕上げになります。 文字盤の印をつけます。今回は12、3、6、9を大きい穴で、ほかの数字の場所を少し小さめの穴でちょっとリズムを付けました。

ポストづくり

ポストをつくるとき、 Babe が心がけていることがあります。 それは今まで使っていたポストの、使い勝手のいいところは残しつつ、困っていた部分をできるだけ改良していく、ということ。それが特注制作の醍醐味だと思うのです。 今回もあれこれ試案中。 今までのポストがこれ、先代さんが気に入って購入されたとか。 かわいいんだけれど 出し入れ口がちっちゃくて、ということなのでその部分を、 Babe ができる範囲内で改良しながら、つくってみるという訳です。

キャットテール

心配されていた雨、よく降ったけれど、ひどい被害もなくてよかった。午後からは一転、梅雨の合間の良く晴れた青空。 ベラのキャットテールは、ほんとうに毎年元気。真っ赤なほわほわをいっぱいつけて、梅雨空も、ものともせずに。 ドッグテールのところに、キャットテール、だね。

かんな削り

最初に 板の反りや凹凸をかんなで 平らなきれいな面にします。ケヤキの板はとても硬いので、まず横ズリでかんながけします。かんな屑が薄い紙のような感じではないのがわかるでしょうか。 これは 板目の直角方向に ガリガリこそぎ取る感じで かんながけをしています。板目の方向に削っていくより 楽に粗削り平面をつくれます。だから かんな屑が上の写真のようになっているのです。 これは時計に使う板の裏面です。

ささげ豆・銀不老豆

しばらくぶりのお友達が、ささげ豆と 銀不老豆 を持ってきてくれました。ささげ豆は先日種蒔きしているので これは主に煮て使う方に回し、少しだけ蒔くことにしました。左側がささげ豆です。 そうして右側は 銀不老豆 。これは初めての出会いです。 銀不老豆  は高知県大豊町の特産です。 老舗旅館の城西館のパティシエが  銀不老豆  のもともとの甘さを活かしてスイーツを作ったそうです。、名付けて  銀不老ロール   というちょっと見た目 インパクトのあるロールケーキです。まだ食べたことはないけれど、美味しいかも~。 ほかに かりんとうや大福なども開発されているそうで、JALの機内食にも使われたらしいね。 この豆は生産量が少なくて、地産地消されていたんだけど、このように近年注目を浴び始めたので、盛んに播種運動が起こっているようです。 さてベラでは煮豆にしてみました。一晩じっくり水につけておいて圧力鍋で8分、なにも加えなくても美味しいけれど、きび砂糖と塩をほんの少しづつ入れて煮ました。ほのかに甘い煮豆で、おかずにもおやつにも、酒のつまみにもなりそうだね。 皮が柔らかくて味もしっかりしていて、豆好きな Babe にはとてもうれしい食物です。 暑い時に撒く豆なので、7月中旬になったら、この子も直播きしてみよう。ベラのあたらしい仲間が、またひとつ、誕生しそうです。    

導火線・2

 まだまだあります、導火線の火種。これもケヤキの板。樹皮を剝がしてみた。 虫くいの部分はしっかり処理しました。 Fly は通常は虫くい部分は避けます。でも面白いと思うので、今回は使ってみる?

導火線

『 Fly の創作意欲導火線に火をつけて』って、お友達が木材をたくさん持ってきてくれました。 つくる予定の 時計や椅子たちのための 材料です。すべて 味わいのあるケヤキです。はてさて。 Fly はひとまず、切ってみた。

マルヴァストラム

今日はものすごく暑い日で、熱中症になりそうでした。 そんな中で庭の植物たちは元気、元気。マルヴァストラムが咲いています。 この子も旺盛な繁殖力で毎年気がつくと、こんなに増えています。  

柘榴の花

柘榴の花が咲きました。 Fly が子供のころからずっと ”庭にあったらいいな”って思ってた あこがれの柘榴です。多分一昨年くらいに苗を植えて、今年はじめて開花しました。 Babe は花を見るのは初めて。柘榴の実自体も あまりなじみがないけれど、結実するといいね。 ベラの新顔またひとつ、です。

被布完成

ついに完成‼ ずーっと詰めて作業していたので 完成までの期間は、ほぼ10日間というところ。手しごとの銅細工でも こんなに詰めて作業することはありません。わからない分野なので、一気にやらないと もっとわからなくなりそうで。 房飾りをつけたところ。 そりゃあ縫いあわせが揃わなかったり、裏地がだぶついたり、いろいろ突っ込みどころ満載ですが、何とか形になりました。つくっていただいた着物を合わせると、こんな感じになります。なかなかに派手だけれど来年の11月になれば、3歳児はなんでも着こなしてくれることでしょう。 余った着物生地でちっちゃな巾着袋もつくりました。こっちの方はすいすいと出来上がりました。 この10日間で思ったこと。 和裁という仕事は、なんて繊細で美しい仕事であることか。プロが仕上げた縫い目の美しさ、理にかなった作業工程、まさに日本文化の最たるもの、というべきでしょう。 これまでほとんど、着物を着てこなかった Babe ですが、そんな緻密な手仕事で仕上げられた着物を、もっと大切にしなければという いとおしい気持ちがふつふつと湧いてきます。 へぼへぼな被布作りの日々ではあったけれど、本当に楽しく貴重な体験をさせてもらいました。

被布の制作・4

衿のフリルがあまり綺麗でなかったので、つくり直して身頃に取り付けました。そのあと、たて衿という長い衿も取り付けたんだけど、これがなかなかの難題。本に書かれてることを声に出してじっくり何度も何度も読み返して、ようやくわかりました。” あーわかった ”っていう瞬間のなんてうれしいこと!ほんと、ドキドキの連続です。 ここまでできればあとは、飾りを取り付けたりすることが残っているのみ。 本当に難しかったけれど、衰えてきてる”灰色の脳細胞(ポアロの名セリフ)”に鞭打って何とかここまでたどり着きました。これまでの人生で一番たくさん、勉強したかも~。 その衿付けだけど、身頃に縫い付けるのがへぼすぎて、後ろから見ると浮き上がってしまいます。 これをもう一度やり直すのはさすがに心折れる作業なので、衿の後ろ部分を背中側に糸で止めて胡麻化しました。 また背中には  背守り という飾りを付けました。 背守り ・・・背中に魔除けの" 目 "をつける、という風習。 着物の背筋にある縫い目が" 目"   として、忍び寄る魔物を見張り、身を守ってくれるという迷信があったそうです。でもちいさい人の着物は(背中が小さいので)縫い" 目 "がありません。そこで、わざわざ背中に家紋やおめでたい印などを刺繍し縫い" 目 "をつけることで、背後からやってくる魔物に睨みを利かせるという魔除け。 Babe が使っているこの教則本に バラのアップリケのやり方が載ってたので、その手順通りにつくってみました。これってパッチワークの要領なんだろうか。 こまかーい作業だったけれど、糸でチクチクやるのが楽しくて頑張りました。 さあて頂上が見えてきました。明日は前身頃につける房飾りをつくります。

漬けてた梅たち

もうそろそろ シロップ漬けの梅たちを何とかしてあげなくっちゃ。2キロつけた梅、まだ氷砂糖が残っているけれど、梅がしわしわになってきてるので、取り出すことにしました。 シロップと梅を分けます。どちらも別々の鍋で弱火でコトコト。 すると シロップは琥珀色に、梅の実は程よくやわらかになります。 シロップは一晩おいて漉しながら消毒済みの瓶に貯蔵します。ほぼ1000㏄ほどできました。 ジャムは丹念に実だけ取って、これも消毒済みの瓶に入れます。梅の季節のご褒美だね。 同じ時に作っておいた 檸檬シロップと檸檬酒は、まだもう少しのあいだ、貯蔵用の冷蔵庫で眠ってもらっています。檸檬酒に入れていた皮だけは、苦みが出るといけないので取り除いておきました。