衿のフリルがあまり綺麗でなかったので、つくり直して身頃に取り付けました。そのあと、たて衿という長い衿も取り付けたんだけど、これがなかなかの難題。本に書かれてることを声に出してじっくり何度も何度も読み返して、ようやくわかりました。”あーわかった”っていう瞬間のなんてうれしいこと!ほんと、ドキドキの連続です。
ここまでできればあとは、飾りを取り付けたりすることが残っているのみ。
本当に難しかったけれど、衰えてきてる”灰色の脳細胞(ポアロの名セリフ)”に鞭打って何とかここまでたどり着きました。これまでの人生で一番たくさん、勉強したかも~。
その衿付けだけど、身頃に縫い付けるのがへぼすぎて、後ろから見ると浮き上がってしまいます。
これをもう一度やり直すのはさすがに心折れる作業なので、衿の後ろ部分を背中側に糸で止めて胡麻化しました。
また背中には 背守り という飾りを付けました。背守り・・・背中に魔除けの"目"をつける、という風習。
着物の背筋にある縫い目が"目" として、忍び寄る魔物を見張り、身を守ってくれるという迷信があったそうです。でもちいさい人の着物は(背中が小さいので)縫い"目"がありません。そこで、わざわざ背中に家紋やおめでたい印などを刺繍し縫い"目"をつけることで、背後からやってくる魔物に睨みを利かせるという魔除け。