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檸檬ジャム

朝からせっせと 檸檬ジャムつくりです。

使ったのは 10数個の ベラの無農薬檸檬。全体に洗って皮をピーラーで削ります。ピーラーだと薄く削れるので、苦みのある白い部分はあまり残りません。だから皮の湯でこぼしは一回だけ。少し苦みが残るくらいが好みなので。

果実は白い部分をナイフで 多めに取り除き、実と種に分けます。種は お茶パックに入れてペクチンとして使います。
湯でこぼして小さく刻んだ皮と、果汁と、実、それから袋に入れたペクチンをコトコト煮て、少し柔らかくなったら砂糖を2回に分けて投入。
ジャムづくりで いつも悩むのが砂糖の量。少なすぎると酸っぱくて食べにくいし、多すぎると罪悪感が膨らみます。せっかくの手づくりなので”果実の50%”よりはやや少なめで。

皮を剥くとき、果実をより分けるとき、フレッシュなレモンの香りがあたり一面に広がります。そうしてコトコト煮るとき、その上に幸せな甘い香りが上乗せされて、あ~いい香り、しあわせ~。

こうして ずーっと檸檬と対峙していると指先がしわしわになるし、ばね指になるし、大変。口に入れるものを つくるのは本当に手間がかかります。このところの 食物の値上がりには辟易しているけれど、ひとの手を使ったものの大変さは、こういう生活をしていると身にしみて理解できます。

ひとは古来、こうして食べ物を工夫しながらつくってきたんだね。生きることは食べること、そうして そのためにつくること。どんなに暮らしが便利になってきても、手を使った作業を怠っていると、にんげんそのものが、劣化してしまいます。

忙しい日々でも、”手間ひまをかける”という暮らし方はできるだけ、残していかなければいけないな、とBabeは思うのです。