スキップしてメイン コンテンツに移動

カタバミ

NHKの朝の連続ドラマ”らんまん”が終了間近です。この手のドラマは一度も観たことなかったんだけれど、今回はほぼ全回観ました。 なぜかというと主役を記念した高知県立牧野植物園には2回ほど行ったこともあり、ベラの暮らしぶりから共感できるテーマだったからです。

高知県立牧野植物園はとてもいい感じの植物園でレストランもあって居心地のいい施設でした。今回のらんまん効果でもっと充実してくるかもしれないね。

きっかけはそういうことだったけれど、観始めるとなかなかに面白い。登場人物がみんな魅力的で、しかも沢山の人物のそれぞれの人生を丁寧に描いていてみごたえがありました。そして台詞が素晴らしかった!これは脚本のチカラでしょう。史実に基づきつつ嫌な人がひとりも出てこない描き方は、脚本家の技術と創作愛のなせる業でしょう。

毎回テーマとなる植物も楽しみました。その中で終盤に出てきていた、ムラサキカタバミの花。

こんな名前とは知りませんでした。子供のころからスイスイコンボって呼んで茎と茎を引っ張り合って遊んでたよね。
カタバミにはいろんな種類があります。ベラで今咲いているのは、葉っぱが紫のオキザリス・トリアングラリス。
そして、花が濃いピンクのハナカタバミ。
冬になると出てくるのが、白い花のフヨウカタバミ。
そうして、春になるとそこら辺からいっぱい出てきてわちゃわちゃになるのが黄色いオオキバナカタバミ。
このカタバミたちはどの子も繁殖力が旺盛で、とにかく広がる、広がる。
”らんまん”では儚げなイメージだったけれど、油断すると庭中に広がる気配です。
いずれにせよ、植物を愛しひとを愛した万ちゃんのドラマ、楽しく観させてていただきました。
東京には練馬区立牧野記念庭園があるということだけど、この四国の地の牧野植物園もぜひ、訪れてみてください。