おともだちから 去年育てたヤブツルアズキをいただきました。写真の下の方に赤いお顔を見せてるのが、去年ベラで育てた金時ササゲです。普通のササゲと比べると こんなに小さいんです。
それしてもこのお友達、なんと几帳面なこと!収穫した鞘の量と種の採れ方をこんなに測っているんだね。大切に育てたヤブツルアズキ、ありがたいことです。
ことし苗でもらっていた子は、ベラでもこんな風に育っています。さて早速ぜんざいにするべく、水洗いした後に弱火でコトコト煮ます。煮るあいだに 灰汁が出るのでこれをとります。なにしろ豆が小さいので灰汁をとるときは 灰汁とり器 ではなくて、灰汁とり用のシートを使います。この アクとり名人 はなかなかの優れものだよね。
いつもだと豆を煮る時は圧力鍋を使います。今回は豆が華奢なのでふつうのお鍋で様子を見ながら煮ることに。結構灰汁が出て何度も水を足しながら30分以上煮たけれど、豆が柔らかくなりません。というか、煮崩れしないのです。十分食べられるまでの柔らかさにはなったので、きび砂糖を投入。この間、ほんとうに何度も何度も灰汁とりをします。
このあたりでいいかと完成させて、白玉団子をつくって入れます。
さてお味は。
豆の味がしっかりしていて まずまず美味しい。けれども もう少し研究の余地ありかな。まだまだ灰汁が抜けてなくて、よく言えば" 野趣あふれる味 "というか、野生の豆を食べている感じです。ネットなどではこういう味の好きな方がいて「普通の小豆より美味しい」などという意見もあります。
この小豆の原種から、今出まわっている小豆やササゲが品種改良の末に出現してるわけだね。だからというわけではないけれど、今のところベラでは、やはり金時ササゲや小豆の方が美味しいかな、という結論です。
少し残しているぜんざい、明日はもう少しコトコトして、きび砂糖も少し追加してみよう。
この貴重な体験をさせてくれたおともだちに大いに感謝、です。