原木椅子の座面の仕上げ処理をしています。
木口・木端部分にある虫食い跡はさんざん処理してきましたが、まだこの穴が心配なFly、仕上げとしてコクソという処理をします。
コクソとは木屎と書き、木の屑とご飯粒を混ぜてつくる木工用のパテです。ウッドパテという名前で市販もされています。けれども、Flyは自分でつくります。木の屑とご飯粒を同量まぜて練ります。
このくらいの感じに練ったものを、穴に埋めます。
すると木の穴がしっかり塞がります。乾くと木のように硬くなり、まさに木と同じように切ったり着色したりもできるのです。
昔からの職人の知恵ってすごいね。
それにしても、木工用語っておかしなコトバが多いよね。